Blog 記事

コロナの時代のアンチエイジング

2023.07.10

-アルツハイマー病に対する新たな対処法- 当社製品監修ドクター著書「コロナの時代のアンチエイジング」のご紹介-3

当社で取り扱っておりますサプリメントならびに弾性ソックス・サポーター※は、北青山D.CLINIC院長 阿保義久先生にご監修いただいております。このたび、阿保先生の著書の一つ「コロナの時代のアンチエイジング」に関しまして、一部内容を抜粋し、みなさまにご紹介させていただけることになりましたので、各章の内容を数回に分けてご紹介いたします。是非、みなさまの健康維持にお役立ていただけますと幸いです。
(※医療用製品は医師の監修を受けておりません)

前回に引き続き、今回も第一章「脳の老化を防ぎ若返らせる」より、脳のアンチエイジングについてご紹介いたします。

-アルツハイマー病に対する新たな対処法-

アルツハイマー病は、医薬品では予防も治療もできないが、
人間の変わろうとする力でその発症を防ぐことができる。

 2014年以降、国際的に権威のある複数の医学論文誌を通じて、何人もの研究者たちが新しい対処法を提言し出しています。その中の一つに、全世界のアルツハイマー病の3分の1は、人間の変わろうとする力によって防ぎ得る、というのがあります。中年期の高血圧、糖尿病、肥満、肉体的行動、うつ病、喫煙、低い教育水準、などがアルツハイマー病発症予防のために変え得る対象項目です。

 中でも、心臓の健康に関わる高血圧、糖尿病、肥満は、特に重要のようです。心臓は血液を介して全身に酸素を送り込むポンプですが、身体の中で酸素を最も必要とする臓器は言うまでもなく脳です。脳の質量は体重の2%に過ぎませんが、全身が消費する酸素の20%を脳が使います。脳神経が正常に働くには大量の酸素が必要なのです。

 医薬品を用いるよりも生活習慣を改善することの方が、アルツハイマー病を管理する上でより大きな影響を与えているとは俄かに受け入れがたいかもしれません。しかし、生活習慣の改善以上に脳の健康に役立つ方法はないと唱える学者は少なくないのです。薬と違って、生活習慣改善は高価な費用を要しません。副作用もありません。さらに、脳以外の身体の他の部位の健康にも役立ちます。生活習慣を改善させない手はない、と彼らは声高に語っています。

 特に、これから挙げる6つの生活改善が、加齢に伴う脳の老化を防ぐポイントとして昨今注目されています。

①心臓を強化する

 心臓病の発症リスクを下げることほど脳機能の保持に役立つものはありません。すなわち、至適血圧を維持し、血中コレステロールや中性脂肪を適正に保ち、肥満を解消して、糖尿病にならないことが大切です。

②有酸素運動に励む

 運動は認知機能が低下するリスクを減らすだけでなく、認知機能の低下をも改善させます。加齢により顕著に委縮する記憶中枢である海馬が、有酸素運動をすることにより歳をとっても成長して肥大することが報告されています。

③新しいことを学ぶ

 手紙を書いたり読書をしたりなど人生を通じて知的作業を継続すると、老年期の認知力の改善につながることが脳の剖検によりわかってきました。

④社交的な生活をする

 社交に富む生活は認知機能の改善に大きく寄与し、孤独は認知機能を低下させます。

⑤うつ病を管理する

 中年期はうつ病を最も多く発症する時期です。うつは認知機能低下のリスクを2倍に増やします。しかし、うつが認知機能低下の原因、結果のどちらなのかはよくわかっていません。

⑥良質の睡眠を確保する

 複数の研究により、睡眠不足が認知機能低下やアルツハイマー病の発症に関係していることがわかっています。良質の睡眠を確保するとこれらの発症リスクが減少します。


今回ご紹介する内容は以上となります。
「コロナの時代のアンチエイジング」には、上記内容以外にも大変有益な情報が多数掲載されております。気になる方は、ぜひ商品ページをご覧ください。