Blog 記事

マルチアミノ酸

2023.01.20

関東と関西のお雑煮は違う?それぞれの特徴と栄養素について

 1月11日は鏡開きでしたね。鏡開きは、お正月にお供えしていた鏡餅をお雑煮やお汁粉にして食べ、一年間の無病息災などを願う行事です。鏡開きやお正月に食べるこのお雑煮、実は関東と関西で、味付けや餅の形が違うことをご存知でしょうか?今回は、そんな関東と関西のお雑煮の違いについてご紹介します。

お雑煮自体の由来

お正月にお雑煮を食べる風習は、平安時代がはじまりとされているそうです。もともと餅の原料である米は高価だったため、お正月という、特別なお祝いの日だけに食べられる特別なものでした。また、餅や里芋、ニンジンなどは、お正月にやって来る神様へのお供物でした。それを、その年の最初に汲んだ水で煮込み食べるのが、元旦にお雑煮を食べる習慣へと定着していったようです。ちなみになぜ「お雑煮」と呼ぶかですが、当時、いろいろな食材を混ぜて煮る「煮雑ぜ(にまぜ)」という呼び方が変化したものだと考えられています。

関東風と関西風のお雑煮の違い①「味付け」

では、本題である関東と関西のお雑煮の違いについてご説明していきましょう。まず1番大きな違いは「味」!関東風のお雑煮は、カツオと昆布を用いた醤油仕立てのすまし汁を使用します。一方、関西風のお雑煮は白味噌を使った味噌仕立ての味付け。ではなぜこの違いが生まれたかですが、もともとは、京都を中心として白味噌を用いた味付けの歴史が長くありました。それが武家社会であった江戸へ伝わるに連れ、「勝負に味噌をつける(勝負に負けて評判を落とす)」という言葉から、味噌仕立ての味付けを避けるようになり、醤油をベースとした”すまし汁”が浸透していったといわれています。一方の関西は、前述の通り京の都の伝統を色濃く残しているため、白味噌を用いたお雑煮が広く親しまれているようです。

関東風と関西風のお雑煮の違い②「お餅の形」

続いて、もうひとつの大きな違いが、お餅の形です。関東では長方形の焼いた「角餅」が、関西では角の丸い、茹でた「丸餅」がそれぞれ主流です。関東風のお雑煮が角餅になった理由は諸説あり、江戸時代以降に人工が密集しており、正月など大きなイベントではひとつずつ手でちぎって作る丸餅では生産が追いつかず、一度に大量に作れる角餅になったという説と、武家社会だった江戸では縁起を担ぐために「敵をのす」という意味を込めて「のし餅」を切って使用したという2つの説が有名です。一方、関西で「丸餅」が使われる理由は、丸い形が「円満」「その年を丸く納める」という願いが込められているようです。

また、具材にも違いがあり、関東風は、かまぼこ、三つ葉、鶏肉、ニンジンなど。関西風はニンジン、大根、里芋などを入れるのが主流となっているようです。また、細かく地域を分けると、さらにお雑煮の味の違いは細分化されるそうです。皆様の地元のお雑煮と、他の地域のお雑煮を食べ比べするのも楽しいかもしれませんね。

関東風と関西風、栄養素から見る違いとは?

具材はご家庭によって異なると思いますので、今回は味付けのベースとなる醤油と味噌で栄養素を比較してみましょう。味噌と醤油、味は全く違いますが、どちらも”大豆を発酵させる”ことで作られています。まずは、醤油の栄養素をご覧ください。

【醤油に含まれる栄養成分(15mlを15gとし、100gあたりとして計算)】

  • エネルギー:87kcal
  • たんぱく質:9.3g
  • 脂質:0g
  • 炭水化物:12.0g
  • 食塩相当量(ナトリウム量から換算):16.7g

      (『キッコーマン』公式サイト「キッコーマンしょうゆ」栄養成分引用)

      醤油は塩分が高く、また大さじ1杯が15mlなので、100g相当の醤油を1度に使うこともなかなか難しいでしょう。ただし、醤油はさまざまな調味料として食材の味や香りを引き立たせて食欲を増進し、食物を消化吸収する唾液や胃液の分泌を促す効果があるほか、殺菌力があり食中毒の抑制などの効果も期待できます。

      さて、続いて味噌の栄養素を見てみましょう。

      【味噌に含まれる栄養成分(100gあたりとして計算)】

      • エネルギー:201kcal
      • たんぱく質:7.8g
      • 脂質:3.9g
      • 炭水化物:35.5g
      • 食塩相当量:4.9g

      (『ヤマク食品株式会社』公式サイト「白みそ(カップ500g)」栄養成分表示より引用)

      味噌には必須アミノ酸9種類を全て含む良質なタンパク質のほか、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など豊富な栄養成分が含まれます。さらに、通常は大豆タンパク質というのは人のカラダには吸収されにくいものですが、味噌は酵素の力により、消化吸収の効率が良くなっているようです。

      醤油と味噌。どちらも私たちの食生活には必要不可欠なもの。それぞれ味わいやメリットがあるので、どちらも上手く活用していきたいですね!

      大豆製品が苦手な方へ

      タンパク質は私たちのカラダを構成している大切な栄養素で、大豆にはそのタンパク質が豊富に含まれています。しかしながら、大豆を主成分とする食材が苦手な方やアレルギーなどの諸事情で食べられない方もいらっしゃるでしょう。そういった事情から栄養バランスの良い食事が摂れていない方こそ、サプリメントの力を借りるのはいかがでしょうか。アークワイズでは、このタンパク質(アミノ酸)を補給することができるサプリメント「Dr.Formula マルチアミノ酸」を展開しています。こちらのサプリメントは医師(ドクター)監修のもと、分岐鎖アミノ酸(BCAA)やアルギニン、グリシンなど、日々食事からの補給が必要な必須アミノ酸9種類を含む、計14種類のアミノ酸をバランスよく配合したサプリメントになっています。上記のように食事で十分な栄養をバランス良く摂ることが難しい方や、食欲が低下しがちなシニアの方々などは、ぜひチェックしてみてくださいね♪

      ※各サプリメントにアレルギーの成分表が記載されているので、そちらを必ずご確認ください。