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コロナの時代のアンチエイジング

2024.05.10

-適度な運動で筋肉減少をくい止める- 当社製品監修ドクター著書「コロナの時代のアンチエイジング」のご紹介-13

当社で取り扱っておりますサプリメントならびに弾性ソックス・サポーター※は、北青山D.CLINIC院長 阿保義久先生にご監修いただいております。このたび、阿保先生の著書の一つ「コロナの時代のアンチエイジング」に関しまして、一部内容を抜粋し、みなさまにご紹介させていただけることになりましたので、各章の内容を数回に分けてご紹介いたします。是非、みなさまの健康維持にお役立ていただけますと幸いです。
(※医療用製品は医師の監修を受けておりません)

前回に引き続き、今回も第三章「骨、筋肉、関節をさびつかせない」より、骨と筋肉のアンチエイジングについてご紹介いたします。

-適度な運動で筋肉減少をくい止める-

毎日数分のレジスタンス・トレーニングが、骨と筋肉を増やし

関節の柔軟性を高め、身体全体の構造をつくり直し、強化してくれる。

 筋量や筋力増大のために有効なレジスタンス・トレーニングは、筋肉だけではなく同時に骨にも負荷をかけることで、骨密度を高めることにも大きく役立ちます。

 筋肉も骨も、負荷をかけるとそのボリュームが増え、負荷をかけないでいると減ります。そのよい例が、宇宙飛行士です。宇宙の無重力空間で体に負荷がほとんどかからない状態が続くと、とくに足の筋肉と骨が激しく減少し衰えます。そのため、地球に戻ったときに、宇宙飛行士が、自力で歩けないどころか、立つこともできないほど筋力が低下することが多々ありました。

 その反省から、宇宙飛行士が宇宙空間で生活する際に、チューブなどを利用して四肢や体幹の筋肉を鍛えることが習慣化されましたが、これこそレジスタンス・トレーニングにほかなりません。

 筋肉に負荷をかけるなんらかの運動をしないでいると、10年ごとに5%の筋肉が減ると言われています。米国の女性について、実際に調べたところ、35歳以後10年ごとに、平均0.9kgの筋肉を失っていました。米国の男性はどうかというと、35歳以後10年ごとに1.36kgほどの筋肉を失っていました。

 1~2kg程度の筋肉量低下ならば、全体重からすればわずかに感じますが、全筋肉の5%にあたります。すなわち、同じような生活を続けていたならば、10年後ごとに5%ずつ筋肉を失うわけですから、決して軽視できません。

 男女ともに、35歳以後は骨の成長が止まり、骨が減りはじめ、骨の中に蓄えるカルシウム、ミネラルも減っていきます。それに筋肉量も減少していきます。筋肉は脂肪よりも密度が大きいわけですから、10年間体重が変わらなくても、「若いころと体重は変わらない」と安心してはいけません。健康上、必要な筋肉が減少して、不要な脂肪がより多く蓄積している可能性があるからです。

 多くの人が加齢とともに体重が増加して肥満化するわけですから、歳を重ねても体重が変わらないというのは一見問題がないように感じますが、骨、筋肉が減り、脂肪が増えるという、不健康な状況に陥っていることもあります。不要な脂肪を増やさずに筋肉量を維持するためにレジスタンス・トレーニングを適度に継続することは大きな意味があります。骨と筋肉の質と量を維持したうえで、体重が変わらないときに、はじめて「若いころと変わらない」と言えるのです。

今回ご紹介する内容は以上となります。
「コロナの時代のアンチエイジング」には、上記内容以外にも大変有益な情報が多数掲載されております。気になる方は、ぜひ商品ページをご覧ください。