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コロナの時代のアンチエイジング

2024.03.10

-骨量だけではなく質が大切- 当社製品監修ドクター著書「コロナの時代のアンチエイジング」のご紹介-11

当社で取り扱っておりますサプリメントならびに弾性ソックス・サポーター※は、北青山D.CLINIC院長 阿保義久先生にご監修いただいております。このたび、阿保先生の著書の一つ「コロナの時代のアンチエイジング」に関しまして、一部内容を抜粋し、みなさまにご紹介させていただけることになりましたので、各章の内容を数回に分けてご紹介いたします。是非、みなさまの健康維持にお役立ていただけますと幸いです。
(※医療用製品は医師の監修を受けておりません)

前回に引き続き、今回も第三章「骨、筋肉、関節をさびつかせない」より、骨と筋肉のアンチエイジングについてご紹介いたします。

-骨量だけではなく質が大切-

骨の健康状態や若々しさを評価するためには
骨の密度や量だけではなく、その質が大切

 骨の老化現象を表すのに、骨密度や骨最という概念がしばしば用いられます。骨密度が低下すると骨粗鬆症という骨がもろく折れやすくなる病気になることが知られています。

 骨密度を増やすには、骨の主原料であるカルシウムの摂取が重要なのは言うまでもありせん。しかし、単にカルシウムを大量に摂取しても骨の中にカルシウムは蓄積されません。既に触れたように、カルシウムは骨と血液・体液の間を行き来しているのですが、その出し入れを巧みに調節しているのがマグネシウムです。マグネシウムがなければ骨の中に十分なカルシウムが取り込まれません。骨粗鬆症を防ぐにはカルシウムの摂取に加えて十分なマグネシウムの摂取が必要です。

 骨密度は、骨の形成に必要なこれらカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量を測定しているのですが、骨の健康状態や若々しさを評価するためには骨の密度や量だけではなく、その質が大切であるということが注目されています。

 骨の質を決める要素として最も重要なのはコラーゲンです。コラーゲンはカルシウムやマグネシウムなど骨を構成するミネラルをつなぎ合わせる働きがあります。骨内にコラーゲンがしっかりと行きわたっていなければ、たとえカルシウムやミネラルが豊富(骨量が豊富)でも、もろく折れやすい骨になります。

 そして、骨の質を決めているコラーゲンの質も重要です。コラーゲンの質は、タンパク質と体内の余分な糖が結びつくことによっておこる「糖化」によって悪化します。糖化は代表的なタンパク質の1つであるコラーゲンを悪化させるのみではなく、あらゆるタンパク質を変性・劣化させます。そして、身体のほとんどはタンパク質でできているので、糖化はコラーゲンの質すなわち骨の質の悪化のみではなく、体中のあらゆる臓器、特に脳や血管を冒すことも知られています。糖化を防ぐことが、骨や体のアンチエイジングの重要なポイントと言えます。

今回ご紹介する内容は以上となります。
「コロナの時代のアンチエイジング」には、上記内容以外にも大変有益な情報が多数掲載されております。気になる方は、ぜひ商品ページをご覧ください。