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コロナの時代のアンチエイジング

2023.09.10

-脳は衰えを防ぐことも、生き返らせることもできる- 当社製品監修ドクター著書「コロナの時代のアンチエイジング」のご紹介-5

当社で取り扱っておりますサプリメントならびに弾性ソックス・サポーター※は、北青山D.CLINIC院長 阿保義久先生にご監修いただいております。このたび、阿保先生の著書の一つ「コロナの時代のアンチエイジング」に関しまして、一部内容を抜粋し、みなさまにご紹介させていただけることになりましたので、各章の内容を数回に分けてご紹介いたします。是非、みなさまの健康維持にお役立ていただけますと幸いです。
(※医療用製品は医師の監修を受けておりません)

前回に引き続き、今回も第一章「脳の老化を防ぎ若返らせる」より、脳のアンチエイジングについてご紹介いたします。

-脳は衰えを防ぐことも、生き返らせることもできる-

生活の単純化は脳をどんどん衰えさせる。あまり使われていない脳の領域を
使いこなすと複数の脳機能が調和する。また、創造作業は、脳を生き返らせる。

 脳は、人間らしさを象徴すると同時に、とても疲れやすい臓器です。そのため、脳はできるだけ作業を単純化させて、疲れないようにします。そして、そのことが皮肉にも脳の老化を加速させます。
 思考は前頭葉、利き手の運動は前頭葉後端、行動を律するのは左頭頂葉、視覚を担当するのは後頭葉というように、何をするかによって使われる脳の部分は限定的です。それは、使われる脳の部分は限られていて、使われない部分が多くあることを示唆します。その部分がそのままずっと使われないとどんどん衰えていきます。
 そのため、普段はあまり使われていない脳の領域を十分に使いこなすことが脳の能力を維持する上でとても大切です。それにより、多岐にわたる複数の脳機能が調和したり、深い集中や解放感が得られたりします。
 脳機能の役割分担のウエイトは、それぞれの機能が求められるときに興奮する脳の表面積で捉えられます。手指の運動は、脳のかなりの領域を活性化させます。そのため、手指の感覚を十分に使いながらパターン化した動作を繰り返すことにより、普段あまり使われない脳の領域に血流の増加をもたらし、日常的に酷使されている脳のほかの領域を休めることができます。楽器の演奏は、指の動きの強弱で音の質・量が変化し、脳の活動には非常によいものであるようです。
 「創造」作業は、脳の限られた領域のみではなく、その総合力で判断されます。非常に広い範囲の脳をバランスよく使用するには、形態・立体の把握、色彩の調和に対する判断、経験則による模倣、手触り、材質感に対する評価、新たな造形へのアイデア、などを積極的に行えばよいのです。
 普通はあまり使われない脳の領域を、十分にかつバランスよく使用できる創造作業は、脳機能の改善に直結します。創造的な生活を心がけている人の脳は、同世代の平均的な人に比べて非常に若々しく健康です。
 知らぬ間に起きている微小脳梗塞は、使用頻度の少ない領域に発生しやすいこともわかっています。使用頻度の少ない領域の脳を使うようにすることは、その意味でも大切です。脳のさまざまな部分を、意識してバランスよく使うことによって、脳の隅々にまで十分に血流を行き渡らすことができ、脳梗塞の発症予防に寄与することになります。


今回ご紹介する内容は以上となります。
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