なぜ冬至にはゆず湯?ゆずに含まれる栄養素もご紹介!
2021年の冬至は12月22日(水)。1年で最も昼が短く、夜が長い日とされています。さて、この冬至に合わせて「ゆず湯に入る」という風習があることはご存知でしょうか?今回は、そんなゆず湯の習慣とゆずに含まれる栄養素についてご紹介します。
なぜ冬至にはゆず湯?
日本では古くから、冬至の日にゆず湯に入ると、「風邪をひかずに冬を越すことができる」という言い伝えがあります。起源や理由は諸説ありますが、江戸時代に銭湯が客寄せのために冬至にたくさんのゆずを湯に入れたことが始まりとされています。そもそもゆずは奈良時代から栽培されている日本人には馴染み深い柑橘類で、冬至の日に香りの強いゆずの入ったお湯に入ることは、厄払いの意味が込められているともいわれています。
風習として始まったゆず湯ですが、ゆずにはビタミンやミネラルなどカラダをサポートする成分が幅広く含まれていることが分かっています。中でも、ビタミンCやβ-カロテン、ヘスペリジンなどのポリフェノールが豊富に含まれており、“すべすべ”や“かさかさ”、健やかな“めぐり”をサポートしてくれます。また、香り成分であるリモネンは、気分をリフレッシュさせカラダを温める働きがあります。このように見てみると、ゆず湯は寒い冬にはぴったりの習慣ですね!
ゆずの意外な使われ方とは
ゆずはそのまま食べるには酸っぱいですが、焼き魚などに絞ってかけたり、皮を刻んで料理のアクセントとして味わうことができますよね。前述の通り、ゆずにはビタミンCやヘスペリジン、香り成分のリモネンが豊富で、リモネンはリラックス効果からアロマオイルなどに利用されています。また、種に含まれるペクチン質という成分が化粧品に利用されるなど、ゆずは用途が多岐に渡るとても優秀な果物なのです。
ぜひ、冬至はゆず湯に入ってカラダをリラックスさせたり、ゆずの入った料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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